最近、ダイソーのバーベキューコーナーでいつの間にか新しく入荷されていた、簡単ダンボールスモーカーなる物がずっと気になっていたのですが、とうとう購入してみました。
折りたたむとコンパクトなので、キャンプに持っていっても邪魔にならないと思います。
燻製が好きなので燻製器はいくつか持っているのですが、後片付けが大変で最近はなかなかやる気が出ませんでした。
唯一、ハンディースモーカーという卓上型のフードスモーカーが片付けが簡単なので時々使っていたのですが、風味が薄くしか付けられないので物足りなさを感じていたところです。
ちなみに、ハンディースモーカーとは、本体にスモークチップを1~2ツマミ入れて火を点けると、ファンで強制的に煙がホースから出てくるので、その煙を香り付けしたい食材を入れた密閉した容器や袋に閉じ込めて煙を食材に付けるというものです。
食材の方まで熱までは伝わらないので、スモークチップを使っても冷燻になります。その為、完成した料理にスモークの風味だけ加える用途として使うものです。
1~2ツマミしかスモークチップを使わないので、500gのチップを買ってしまった場合は使っても使ってもチップが減りません。
機会があったらハンディースモーカーのレビューもやってみます。
話は戻って、簡単段ボールスモーカーの紹介です。
〈追記〉
購入場所、価格
購入日 2019年12月
販売店 DAISO
メーカー 新富士バーナー株式会社
価格 300円+消費税30円=330円
バーコード 495371271156
MADE IN JAPAN
パッケージ
パッケージ
パッケージ裏側
中身
中身は取扱説明書が一枚と、
取扱説明書裏側
アルミの皿が一枚と、
約22㎝×22㎝の大きさの金網が一枚と、
折りたたまれた状態のメインの本体段ボールと、写真が無いですが段ボールの切込みを塞ぐシールが4か所分入っています。
同じく、SOTO 新富士バーナーの燻家スモークハウスという商品がホームセンターやネットで販売されていますが、そちらはスモークウッドミニが1本最初から入っており、高さもあって食材を吊るす事もでるので、吊るす食材を燻製させたい場合や、スモークウッドだけを別に買いに行くのが面倒くさい方は、ダイソーの物ではなくスモークハウスを買ったほうが良いです。
レビュー
もちろん、食材も100均で調達します。
燻製にしようと急遽決定したので、前もって味付けしておく時間が無く、ローソンストア100で味付けしないですむ食材を購入してきました。
面倒くさがりなので時間があっても味付け済食材を買ってきますが。
今回の食材は、煮卵とウインナーと生ハム入りおとなのベビーチーズです。
まずは煮たまご2個入100円+税金8円=108円。
次はあらびきポークウインナー100円+税金8円=108円。
最後は生ハム入りおとなのベビーチーズ100円+税金8円=108円。
食材の合計は324円になります。
そして、食材は表面の水気が無くなるまで乾燥させておきます。(ベビーチーズは乾燥させなくても良かったかもしれません。)
ここからは屋外での作業です、
メインの段ボール本体をセットしていきます。
出来上がりはこんな感じにです。
網を乗せる部分を内側に押し出します。
途中でシールが出てきて気が付いたのですが、この部分はシールで塞ぎます。
下の部分は高温になったり、脂が落ちたりする可能性があるので、何か耐熱性のものを敷いたほうが良いと思います。今回は奇跡的に内側ピッタリの25㎜以上の厚みのある窯業系のサイディングが目の前にあったので、それを下にはめ込みました。この厚みのサイディングはあまり見たことがないので、耐火性はバッチリだと思います。
アルミの皿を入れたり、スモークウッドの状態をチェックしたりする為の窓が付いています。
横に風で飛ばされないようにブロックなどを乗せると書いてありますが、ブロックが全部植木の下に敷かれてしまっていたので、手元にあった砥石で代用します。
反対側も同じように砥石を置きます。
念の為、脂が下に落ちても大丈夫なようにアルミホイルを敷いておきます。
準備ができたら、表面を乾燥させた食材を網の上に並べていきます。
思ったより置くスペースがあったので、余ったスペースに醤油を乗せておきます。
醤油の燻製はかなりおススメなので、一度試してみてください。
このセットはスモークウッド専用なのでスモークウッドを用意します。
しかし、スモークチップは100均で販売しているのを見たことがありますが(家に大量に余ってもいますが)、スモークウッドは100均で販売されているところを見たことがないので、急遽ホームセンターで購入してきました。
SOTO スモークウッドミニ さくら 約80g 税込み305円でした。
SOTOなのでキットと同じ新富士バーナー株式会社製です。
※2021年12月現在、ダイソーでもスモークウッドが販売されています。70gで税込み220円です。
Amazonだともっと安いです。
とりあえず、全部は多いと思うので、半分くらいに折って使用します。
貧乏性なので、キットを再利用する為にアルミ皿にアルミホイルを敷いておきます。
ガスライターで点火します。
ガスライターではなかなか火が点かなかったので、手っ取り早くトーチ(バーナー)で点火することにしました。
若干、アルミホイルが溶けましたが気にしません。
煙が出てきたので、箱の窓からアルミ皿を段ボールに入れます。
途中で様子を見ていると、2~3回火が消えてしまっていたので、その都度火を点け直しをしながら40~50分スモークしました。火が消えていたことが原因でちょっとスモーク具合が足りなかったのですが、腹へったとチビッ子がわめきだしたのでスモーク終了します。
えぐみを取る為にしばらく置いておきたかったのですが、はらぺこチビッ子がうるさく、低めの温度の温燻なのでそのまま食べさせます。
いつもはどうしても溶けてしまうチーズですが、火が消えていたことによって温度が上がらず溶けずにすみました。
チーズに関しては大成功です。
チビッ子の狙いはウインナーなのですが、もう少し燻製したいところです。
そのままでも食べられますと書いてあるウインナーなので、火は通ってなくても大丈夫だと思います。
煮卵燻製は定番中の定番です。
元々が味付け卵で出汁に漬けこんであるので、前日から漬け込まなくても良いので楽ちんです。
しかも、2個入で100円です。次回はおでんコーナーにあった煮卵が3個100円だったので、味がどれだけ付いているかによってはそちらの方を試してみたいと思います。
残ったスモークウッドは炭消し壺に入れて、一晩おいて完全に消火してから処分します。
愛用のCAPTAIN STAGの火消しつぼです。
使用後の段ボールも、ほとんど汚れてないので数回は使用できそうです。
アルミ皿もアルミホイルを取ると、全く汚れてませんでした。
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まとめ
段ボールが水分を吸収するのか、火が消えていたのが良かったのか、いつもは表面に水滴がついて酸味が出てしまうのですが今回はそれが無く、見た目もあまりスモークされていないように見えたのですが、食べてみるとしっかりとスモークされていました。
初めての燻製大成功です。
ウインナー、ウインナーと言っていたチビッ子も、チーズと卵もえらく気に入ったらしく、何だかんだでほぼチビッ子に食べられてしまいました。
夕方から始めたので馴染ませる時間が無かったのですが、本来ならスモーク後数時間は寝かせた方がもっと美味しくなります。
本格的にスモークチップを使った燻製をやりたい方には向かないですが、数回で使い捨てと考えると燻製器の掃除する手間がいらないので、手軽に燻製を始めてみたい方にはかなりおすすめです。
もしかすると、ダンボールが水分を吸収してくれていて、酸味の元になる表面に付く水滴が出にくくて成功したかのかもしれません。この辺はまた実験してみます。
おすすめ度
スモークウッドがホームセンターなどでしか入手できないのが欠点。
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