昔ながらの八百屋さんを見ていたら、チビッ子が「焼き芋食べたーーい!!」と突然言い出したのでサツマイモを購入したのですが、ダイソーのグリル敷石(天然ゼオライト)を使って作った石焼き芋と、電子レンジを使って作った芋との違いを食べ比べてみました。
もう石焼き芋の季節になりましたか。(ママとチビッ子は1年中焼き芋を食べているような気がしますが。)
購入場所、価格
天然ゼオライト グリル敷石
Natural Zeolite on The Grill Tray
購入日 2020年10月
販売店 DAISO
メーカー (株)大創産業
DAISO INDUSTRIES CO.,LTD.
価格 100円+消費税10円=110円
バーコード 4984343026346
キッチン消耗 No.282
Kitchen Supplies No.282
MADE IN JAPAN
パッケージ
パッケージ
パッケージ裏側
レビュー
サツマイモの下準備
これが購入したサツマイモです。
パパは個人的には焼き芋などを購入しないので種類などは知りませんが、かなり小ぶりなサツマイモです。
4本100円でした。
昔、何かテレビでやっていた焼き芋の作り方では、サツマイモを塩水につけるとあったような気がしたので、とりあえず塩水を作ります。
ボールに水を入れて、
潮干狩りの時に1キロ以上離れたコインパーキングの車に塩を置き忘れてマテ貝採りが中止になった時の塩が大量に余っているので適当に入れます。
その塩水によく水洗いしたサツマイモを入れて1時間ほど放置します。
天然ゼオライトのグリル敷石の焼き芋でも、電子レンジでの焼き芋でもこの工程は同じです。
これでサツマイモの下準備が完了です。
これを持っている人は、この先の記事は読む必要はありません。
グリル敷石での焼き芋
この天然ゼオライトのグリル敷石の本来の使用方法は、魚焼きグリルの下に敷いて魚を焼く時の油や汁を吸収し、煙を出にくくしたり受け皿をクリーンに保つ用途で使用します。
天然ゼオライトとは沸石類と呼ばれる鉱物の総称で、このグリル敷石はゼオライトの一種のモルデナイト(モルデン沸石ともいうようです。)になります。
ゼオライトの特徴として吸水効果や脱臭効果が高いので、魚焼きグリルの消臭効果も期待できます。
今回は天然ゼオライトのグリル敷石の遠赤外線効果で石焼き芋が美味しくできるか検証する実験なので、本来の使い方の消臭効果などは試していません。
まずは鍋に天然ゼオライトグリル敷石を敷くのですが、長時間の空焚きになってしまうのでテフロンなどのコーティングされた鍋は使用できません。
鉄の中華鍋やダッチオーブンやスキレットなどの、空焚きしても大丈夫な鍋を使用してください。
たまたま廃棄予定のコーティングの無くなってしまったフライパンがあったので、それを使用します。
天然ゼオライトグリル敷石は1パック約300g入りで、もし足りないと近くのダイソーには売っていなくて、ちょい遠いダイソーに買いに行くのが面倒なので、念の為2パック購入しておきました。
鍋にザパーンっと天然ゼオライトグリル敷石を入れます。
やはり1パックだと少なそうだったので、2パック分600gを入れました。
加熱していくのですが、IH対応の鍋なので卓上IHで加熱していきます。
いきなり1400W全開にするのは怖いので、800Wで加熱していきます。
が、予想した通り、空焚きなので途中でエラーが出て加熱できませんでした。
エラーが出るのは想定内だったので、速やかにカセットコンロに切り替えます。
強めの火力で10分くらい加熱したら、敷いてあるグリル敷石の中心の温度が91℃位になったのでサツマイモを入れてみます。
使用している温度計は、ダイソーのデジタルキッチン温度計400円です。
ゼオライトが粉っぽくて芋に粉が付着してしまうので、本当は包みたくないのですがアルミホイルで芋を包んで入れます。
ゼオライトが高温になっているので、スプーンなどを使って埋め込みました。
軍手などを装着して火傷に注意してください。
甘い石焼き芋にするポイントは、中心温度を70℃くらいに保つことらしいので、火力に注意しながら調整するのですが、なかなか70℃付近をキープするのはカセットコンロでは難しいです。
蓋をしたら弱火にしていても80℃を超えてしまいました。
1時間半くらい弱火で加熱して、やっと串(温度計ですが。)がスッと入るようになり、蜜も出てきました。
しかし、サツマイモの中心部の温度は95℃以上と高温になってしまっていたので大丈夫でしょうか?
半分に割ってみると、何か美味しそうな予感。
電子レンジでの焼き芋
天然ゼオライトのグリル敷石と同時作業で、電子レンジでの焼き芋も作ってみました。
塩水から出したサツマイモをキッチンペーパーで包み、その上から更にラップで包んで電子レンジに入れます。
そして、500Wと2分加熱してサツマイモの中の温度を65~75℃に温めます。
って…事務所の安いオーブンレンジに500Wはありませんでした。
とりあえず、600Wで1分30秒にしときます。
その後、解凍モードで20分加熱するらしいのですが、解凍モードなるものが事務所のオーブンレンジには存在しませんでした。
一番弱い200Wでやってみますか。
600Wで1分30秒+200Wで20分経過しました。
やはり芋の中心温度は92℃以上と高温になってしまいました。
大丈夫かな?
最初の600Wの1分30秒の時に、残り10秒くらいで軽く破裂したので、1分20秒くらいにしといたほうが良かったかもしれません。
見た目では天然ゼオライトグリル敷石より美味しそうな感がします。
真ん中で割ってみると、ネットリ系ではなくホクホク系のようになっていました。
食べ比べ
左が天然ゼオライトグリル敷石で焼いた焼き芋で、右が電子レンジで加熱して作った焼き芋です。
太さが違うので何とも言えませんが、断面を見ると左の天然ゼオライトグリル敷石の焼き芋のほうが甘そうな感じがします。
こちらは電子レンジで作った焼き芋です。
食べてみると、焚火やバーベキューの時にアルミホイルに包んで火に投げ込んで作る焼き芋よりも、明らかに甘みが強いと思います。
外側がネットリしていて、中がホクホクな感じです。
電子レンジで中心が高温になり過ぎたかもしれません。
でも、これはこれで普通に美味しいです。
次に天然ゼオライトグリル敷石で作った焼き芋です。
食べてみると、明らかに電子レンジで作った焼き芋よりもネットリしていて甘みも強いです。
ゼオライトの遠赤外線効果があったのでしょうか?
どちらが美味しいと聞かれれば、間違いなく天然ゼオライトグリル敷石で作った焼き芋のほうが美味しいですが、電子レンジで作った焼き芋も全然ありです。
まとめ
サツマイモの状態や個体差などで当たりハズレはありそうです。
サツマイモの種類や大きさなどによって加熱時間は違うと思うので、今回の結果が全てのサツマイモに当てはまるとは限りません。
とりあえずまとめると、
手間がかからず楽なのは電子レンジ。
甘みより少しでも早く作りたい場合も電子レンジ。
ホクホク系にしたい場合も電子レンジ。
時間がかかっても甘みを強くしたい場合は天然ゼオライトグリル敷石。
ネットリ系にしたい場合も天然ゼオライトグリル敷石。
という結果になりました。
ネットリ系、ホクホク系は好みが分かれるところです。
あ、そうそう、ここだけの話、パパは芋と栗とカボチャと豆が食べれなくはないですが、あまり好みではありません。(大好物は、ほや貝やホルモンなど。)
主な味の感想は、芋好きのママとチビッ子の感想になります。
おすすめ度
作らされる側からすると、電子レンジが楽で良いです。
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