またまたダイソーから新しいLEDランタンが発売されました。
36COBで光束も250ルーメンと明るさもあり、調光ツマミを回すことによってOFFからMaxまで無段階に明るさを調整できます。
デザインもレトロなオイルランタン風なのでキャンプにピッタリです。
電源も入手しやすい単三乾電池3本駆動なので、災害時にも役立ちそうです。
この前早朝に突然停電があって、外は明るくなりかかっていたのですが部屋はまだ暗く、ダイソーの300円ランタンがあったのでそれで1時間ほど過ごしましたよ。
その時に急な災害時に備えておくことは大切だなと痛感しました。
(パソコンで仕事中だったので、自動バックアップの取れていないデータが1つ飛びましたが…)
購入場所、価格
36COB ランタン BIG (白色)
36COB LANTERN BIG WHITE
購入日 2021年5月
販売店 DAISO
メーカー 株式会社 グリーンオーナメント
GREENORNAMENT Co.,LTD.
価格 500円+消費税50円=550円
バーコード 4972822810128
NO.81012
MADE IN CHINA
パッケージ
パッケージ
パッケージ裏側
レビュー
やはりメーカーはまたしても株式会社グリーンオーナメントでしたか。
最近はパッケージのデザインで判断できるようになりました。
うちにある100均のLED関係の光物の半分以上がここのメーカーです。
価格は税込み550円と、ちょっとお高くなっています。
LEDの色はホワイトで、本体の色はダークシルバーをチョイス。
今回は外から中が見えなかったので、本体の色は他にあるのか見てくるのを忘れてしまいました。
今度行ったら見てきます。
LEDの色は、ホワイトと電球色がありました。
LEDは36COBで光束は250ルーメンとのことなので、比較的明るいのではないでしょうか。
その代償として電流は1000mA=1Aと、なかなかの電力を使います。
しかし、今回のLEDランタンは調光ツマミ兼電源が付いているので、明るさを調整することができます!
連続点灯時間は5時間となっていますが、MAXの状態で5時間であれば、LEDの光を弱くして使用すればもっと使用時間は増えるかと思います。
中身を取り出してみましょう。
何故か既に開封した形跡があるのを購入してしまったようですが、そんなことは気にしません。
恐らく、誰かが売り場で開封して実際の色を確認したのでしょう。
そういうことはやめましょう。
本体はプチプチの緩衝材に包まれていました。
本体はレトロな感じのデザインで、オイルランタン風です。
色はダークシルバーだったはずですが、ほぼ黒色です。
LEDなので火も出なく、ガラスなども使用されていないので軽くて安全です。
持ち手は引き起こすと出てきます。
湾曲していますが、手で持つには問題ないと思います。
吊るしたりするとバランスが悪そう。
LEDはCOB(チップオンボード)で12個のチップが乗っているモジュールが3個搭載されています。
12×3で36COBということです。
調光ツマミは左に回すとカチッと手ごたえがあってOFFになります。
ON側はクリック感などなく、無段階に調光できるようです。
ランタン本体の重さは電池を入れない状態で約229gでした。
大きさはパッケージによるとW100㎜×H180㎜×D102㎜となっています。
実測では高さ約185㎜、
直径約100㎜、
持ち手を展開した状態の高さは約250㎜となっていました。
電池は裏側の蓋を開けて入れるようになっています。
反時計回りに回すとOPENで、時計回りに回すとCLOSEです。
蓋を開けると電池ボックスが出てきます。
AA1.5V×3になっているので、単三型乾電池が3本必要です。
電圧としては白色LEDを光らせるのに一般的な4.5Vということでしょう。
とりあえず、ストックしてあった新品の単三乾電池を3本入れて試してみましょう。
調光ツマミをOFFから少し時計回りに回します。
かなり弱い光です。
半分くらいまで回してみました。
あれ?明るさにほぼ変化なし!?
3/4くらい回したところで少し明るくなりました。
そこから更に少し回すと、一気に明るくなりました。
MAXにしてみました。
写真では判断できませんが、かなり眩しいです。
実質調整できる範囲は3/4くらい回したところからのようで、かなりシビアな調整が必要です。
明るさとしては、まあまあ明るい部類ではないでしょうか。
拡散されていないCOBのLEDの光が直なので、明るいというより眩しいです。
パッケージにも光を直視しないでください。とデカデカと書いてありますし。
透明なカバーは半透明の乳白色だったほうが良かったかも。
ソロキャンプ用のテントや車中泊の車内くらいだったら、このLEDランタン1個でそこそこいけるかもしれません。
1つ言えることは格子の影が邪魔だ…
格子いらんな。
まあ、予算が無制限なら素直にコールマンとかを買いましょう。
調光MAXで何時間点灯するか検証してみます。
カエルのキッチンタイマーはチビッ子に奪われて行方不明になったので、今回はダイソーのミニ目覚まし時計で時間を計測します。
時計は12時にセット。
1時間ごとに照度を計測することにします。
照度計は簡易的にスマホの照度計アプリです。
とりあえずCOBのLEDの光源までの距離は約13㎝にしました。
あきばおーで400円で購入した350ルーメンのペンライトで試してみると、
(あきばおーの公式ページから購入したら400円でした。)
|
最大30000ルクスまで計測できるアプリのようです。
上からの照明の光を遮る為、ダイソーのカラーボードで屋根を作ります。
ランタンの消灯時は38ルクスです。
ランタンのスイッチオン!
調光ツマミは右いっぱいまで回します。
その時の照度は1594ルクスでした。
あ、ランタンの格子の影が黄色いことに今気が付きました。
1時間経過。
見た目には明るさは衰えていないように見えます。
しかし、照度は938ルクスまで落ちていました。
2時間経過。
見た目には少し暗くなった感じがします。
照度は776ルクスと、半分くらいまで落ち込みました。
数値的には半分くらいですが、見た目にはそれほど暗くなった感じはしません。
3時間経過。
写真ではあまり変化は感じられませんが、見た目で明らかに暗くなっています。
照度も523ルクスと、1/3くらいまで落ちています。
4時間経過。
またしても写真では明るく見えますが、実際はかなり暗くなっています。
照度も159ルクスと、1/10になっています。
そろそろ実用的に難しいかと思います。
4時間30分経過。
相変わらずかなり暗いです。
照度も135ルクスになりました。
5時間経過。
暗いままです。
照度も108ルクスと、もう少しで100ルクスを下回りそう。
6時間14分経過。
うーん…明るさ的にそろそろ限界かな?
照度は86ルクスでした。
まだ点灯はしていますが、検証はここで終了とします。
それでも暗闇では手元周辺くらいは照らせるくらいの明るさはありますので、実用レベルではないけどもうちょいは使えるかな。
歴代のLEDランタンとの比較です。
左がCOB炎/白切替伸縮ランタン、中央が6SMD伸縮ランタン、右が今回の36COBランタンBIGになります。
ランタンBIGとなっているだけあって、歴代のランタンの中で一番デカいです。
3つ共LED部を引き出して持ち手も展開したところです。
LED部を引き出すと、6SMD伸縮ランタンと今回の36COBランタンBIGは高さが同じ位になりました。
明るさの比較です。
写真ではうまく差が撮影できないのですが、光量は圧倒的にこの36COBランタンBIGがダントツです。
炎/白切替伸縮ランタンを炎モードにしてみました。
ダントツで炎モードが暗い…
ここまできたら中身を見たくなったので分解します。
※分解や改造することによってメーカーの保証などが無くなり、故障や火災の原因にもなりかねないので、真似をする場合は自己責任でお願いします。
まずは電池ボックスのところに2ヶ所ネジがあるので外します。
すると、電池ボックス部分が外れます。
うーん、シンプル。
調光ツマミの裏側のボリュームは可変抵抗のようです。
配線は電池ボックスからボリュームを通って、COBのモジュールに繋がっています。
他にチップなどは無さそう。
調光機能はPWMのようなデジタル制御ではなく、単純に可変抵抗でのアナログ制御でした。
LED部分はちょっと悩んだのですが、一番上のこの部分を…
引っ張ると先端がスポッと外れてネジの頭が見えてきます。
ここのネジは長いです。
長いので組み立てる時は真っすぐに入れないとネジ穴にうまく入りませんよ。
COBのモジュールはブラスチックを切るか溶かすかしないと外せないので、戻すのが困難になるので分解するのはやめときます。
やはりCOBのモジュール側にも、チップのようなものなどはありませんでした。
このボリュームの先端のオレンジ色のところがバネの付いたポッチにカチッと嵌ってOFFの状態を保持するようです。
ついでなので可変抵抗の抵抗値を見ておきましょう。
OFFの状態では通電しません。
OFFから少し回したところです。
抵抗値は1039Ωだったので、約1KΩでした。
MAXの状態だと1Ωなので、ほぼ直結に近いということになります。
その状態だと抵抗無しと同じなので、実際に使用する時はMAXより少し戻して使ったほうが安心。
あ…テスターのリードが切れた…
購入時送料込みで75円で買ったテスターだから、テスターリードだけ買ったほうが高くつきそうだ…
面倒だが暇な時に半田付けし直すかな…
ダイソーさん、電流も測れるテスターを500円くらいで出しませんか?
あと、組み立てる時に気を付けないといけないのは、電池ボックス側の出っ張りとLED側の切り欠きを合わせないと入りませんよ!
まとめ
明るさは今までのLEDランタンの中では間違いなく一番明るいです。
しかし、拡散されていない直の光で眩しい為、直接目に入らないように置き場所に工夫が必要です。
明るさMAXだとかなり明るいと感じられるのは2~3時間くらいではないでしょうか。
MAXだと抵抗値が1Ωとほぼ直結で電池も少し熱くなっていたので、実際に使用する時はMAXの少し手前で使用したほうが安心です。
少し手前でも明るさはそんなに変わらないので使用するには問題ないですし、電池も更に長く持つと思います。
明るい分電池の持ちがあまり良くないので、予備電池無しなら1泊のキャンプ用かな。
明るさが必要な場所はこの36COBランタンBIGで、少々暗めでも電池の持ちが欲しい場所には6SMD伸縮ランタンを使用したほうがバランス的には良さそう。
6SMD伸縮ランタンは連続使用時間の目安が約43~48時間と長いです。
炎/白切替伸縮ランタンはコンパクトですが、この3つの中で唯一単四乾電池なので、白色が5時間で炎モードが20時間と、炎モードで使用しないとあまり長持ちしないので、コンパクトさを生かしてソロキャンプで極力荷物を減らしたい場合や、防災リュックの隅に入れておく場合に有効です。
おすすめ度
またランタンが増えてしまった…
コメント