以前、ダイソーでは税別600円でスポーツタイプの車のラジコンカーが販売されていましたが、新しく税別500円でオフロードタイプの車のラジコンカーが発売されました。
税別500円なのでチビッ子の練習用やカスタムベースとしても良いのではないでしょうか。
しかし、ラジコンカーが税別500円で買えるとは…凄い時代になったな…
購入場所、価格
オフロードラジオコントロールカー
OFF ROAD RADIO CONTROL CAR
購入日 2022年1月
販売店 DAISO
メーカー (株)大創産業
DAISO INDUSTRIES CO.,LTD.
価格 500円+消費税50円=550円
バーコード 4549131861990
500円室内玩具 No.1
500 Yen Indoor Toys No.1
MADE IN CHINA
パッケージ
パッケージ
パッケージ裏側
レビュー
価格は500円+消費税50円=550円です。
ダイソーとしては高額商品の部類ですが、ラジコンとして考えると破格のお値段です。
数十年前、初めてラジコンを買った時は本体キットとプロポセットやバッテリーなどで2~3万くらいしたような気がします。
ちなみに、初めて買ったラジコンはタミヤのホーネットです。
友達のマイティフロッグに勝てなくて、モーターなどを変えて色々いじくり回しました。
その頃のスピードコントローラーは今のような電子制御ではなくセメント抵抗だったので、触って火傷しまくったような記憶があります。
復刻版のホーネットが欲しくなってきた。
このオフロードラジコンカーの周波数は黄色の車体が27MHzで、青色の車体が40MHzとなっているようです。
クリスタルの交換もできませんし、シンセサイザー方式でもないので、黄色の車体同士や青色の車体同士などの同じ周波数の車体では遊ぶことができません。(たぶん。)
2台で遊ぶ場合は青色と黄色の別々の車体が必要になるかと思います。
それでも2台買っても税込み1100円なので、使えそうなら兄弟喧嘩になる前にもう一台買ってこよう。
遊ぶためには別途単三乾電池が本体側に3本と、
コントローラー(プロポ)側に2本の計5本必要になります。
中身を見ていきます。
中身はオフロードラジコンカー本体とコントローラーのみです。
こちらがコントローラー。
車のラジコンですがホイールではなくスティックです。
スティックが2本あるだけでシンプルな作りです。
トリム調整や電源スイッチすらありません。
昔は車のラジコンでもスティックのプロポを使っていたので(当時ホイールタイプは高かったような気がする。)、個人的にはこれでOK。
ヘリやドローンはモード1でないと飛ばせない人です。
アンテナは曲げられて収納されていたので当然曲がっていますが、反対に曲げれば真っ直ぐに戻せます。
コントローラーは左スティックが前進後退で、右スティックが左右になっています。
前後と左右のスティックを倒すとカチカチと音がするので、前後左右共にONかOFFしかできないと思われます。
その為かコントローラーに電源スイッチは無く、スティックが倒れた時だけ電波が出る仕組みのようです。
周波数は黄色い車体なので27MHzです。
今主流の2.4GHzではないのでアンテナが長い。(周波数が低いほどアンテナが長くなります。)
こちらはオフロードラジコンカーの本体です。
全長が約18㎝くらいなので、スケールとしては1/24くらいのスケールかな?
前面です。
バンパーにはグリルガードにウインチ(動きません。)まで装備されています。
後ろ側には何故か車体のタイヤより小さいスペアタイヤとスコップが付いています。(共に飾り。)
実際に電池を入れて遊んでみましょう。
電池ボックスの蓋は車体とコントローラー共にネジ止めになっているので、ネジを外して蓋を開けて単三乾電池をセットします。
電池をセットしたら車体裏にスイッチがあるので、
ONにすればコントローラーからの受信待ちになって準備完了。
コントローラーの左スティックを前に倒せば前進し、後ろに倒せばバックします。
スピードは勢いに乗ってくるとそこそこ出ます。
外で思い切り走らせるには遅いですが、部屋でチョコチョコ走らせるにはちょうど良い速さかと思います。
どちらにしても電波の届く範囲が3mちょっとくらいなので、屋外でブイブイ走らせるのは無理です。
曲がる時は右のスティックを使います。
スティックを右に倒せば前輪が右を向き、左に倒せば前輪が左に向きます。
左右の操舵角はこれくらい。
右と左で違うように見えますが目の錯覚でしょう。
キャンバー、トー、キャスターの角度などはついていません。
もし直進で真っ直ぐに走らない場合は、車体の裏にある直進調整つまみで微調整することができます。
登坂能力としてこのくらいの坂なら、
あまり勢いをつけずにギリギリ登れました。
もう少し勾配をつけると…
勢い無しでは厳しい。
SNAPTAIN SP350というミニドローンと大きさを比較してみましょう。
このドローンは幅が約9㎝の小型ドローンです。
実測24gと超軽量なので、普段はエアコンの風と戦っています。
ちょっぴり分解して中身を見てみましょう。
※分解すると保証などが無くなり、故障する可能性もあるので自己責任でお願いします。
車体の電池ボックス内にあるネジを2本外すとボディーが外せます。
ボディーを外すとシャーシが出てきます。
超シンプルで余計な物は全くありません。
後部にある走行用のモーターにはノイズ除去用のコンデンサが付けられていて、その後ろにメインとなる基盤があります。
基盤に付いている可変コイルのようなものは、下手に弄ると正常に受信できなくなりそうなので触らないようにしましょう。
白い配線が半田付けされている銅テープが受信アンテナってことかな。
ステアリング部分にはサーボなどなく、モーターのお尻が見えます。
下側にツメで止まっているバンパーを外し、上のネジを外して両脇のツメを外せばパカっと開きそうなのですが、ツメが折れそうだったので分解を止めました。
どうせ、モーターにピニオンギアが付いていてラックギアで左右に動かす仕組みだと思うので。
と思ったら、自宅の駐車場でチビッ子の自転車とカーチェイスをしていたら見事にチビッ子チャリに踏まれてクラッシュしてしまって、ツメが折れてしまって簡単に開くようになってしまいました。
やはり予想通りの構造でした。
さて破損した部品ですが、瞬間接着剤で付けたり半田ごてで溶かして溶接したりしたのですが、すぐに取れてしまって最終的には破片が無くなってしまいました。
この部品の為に納車1日目で廃車にするのはもったいないので、3Dプリンターで部品を作ります。
とりあえず適当に3DCADで部品を設計し、
設計できたらSTLにエクスポートして3Dプリンターで印刷(?)。
強度を考えてABS樹脂にします。
PLA樹脂も6色あるのですが、再調整しないといけないし、調整がシビアですぐに目詰まりするのであまり使っていません。
黒いABS樹脂に入れ替えるのも面倒なので、元々セットしてあった仕上がりが綺麗にならないけど大量に買ってしまった白いABS樹脂にしました。
出来上がったものは横方向のせん断力には弱いので、部品の力の掛かり方を考えた向きで印刷します。
あまり小さいものを印刷するのが得意なプリンターではないので、出たバリなどをヤスリで削って組み込めば完成。
まあ、ここだけ白いけど無事修理できました。
遊び終わったら車体の電源をOFFにするのを忘れないでください。
まとめ
まさかRC(ラジオコントロール)カーが500円+消費税50円=550円で買えるとは思いませんでした。
これなら2台買っても1100円なので、兄弟喧嘩にならずにすみます。(色で喧嘩になりそうだが。)
性能的にはラジコン経験者は物足りなく感じますが、低学年の子供やラジコン未経験者の練習には良いかもしれません。
コントローラーと車体共に入手しやすい単三乾電池なのも良いです。
ただし、電波の届く距離が少し短すぎるかな。
個人的には3台同時に走れたらもっと良かった。
おすすめ度
とりあえずもう1台買っておくか。
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