梅雨に靴や傘などに吹き付けて使用する防水スプレーですが、今は100均でも普通に販売されています。
今回はシルクの防水スプレーとダイソーの防水スプレーを購入してきたので実際に靴に吹き付けて実験してみます。
どちらの商品がより水を弾くのでしょうか?
シルクの防水スプレーは、セリアで販売されている防水スプレーと同じ商品のようです。
本当はダイソーのドライバリア365という商品が欲しかったのですが、近所のダイソーには売っていませんでした。
購入場所、価格
ダイソー 防水スプレー
防水スプレー
Waterproof Spray
購入日 2020年6月
販売店 DAISO
メーカー (株)大創産業
DAISO INDUSTRIES CO.,LTD.
価格 100円+消費税10円=110円
バーコード 4940921824711
防水グッズ No.2
Waterproof Products No.2
MADE IN CHINA
シルク 防水スプレー
防水スプレー フッ素
Waterproof Spray
購入日 2020年6月
販売店 シルク
発売元 株式会社モリトク
価格 100円+消費税10円=110円
バーコード 4964549032983
MSP-78 フッ素防水スプレー 70ml
MADE IN CHINA
外観
ダイソー 防水スプレー
外観
シルク 防水スプレー
外観
レビュー
スプレー缶の大きさですが、直径はほとんど同じでシルクの防水スプレーの方が長さが少し長いです。
容量は両方共70mlで同じ容量です。
ダイソーの防水スプレーの注意書きによると、
使えるもの:傘、靴、衣類、スキー用品などのドライクリーニングできる布地
使えないもの:天然皮革、合皮、人造皮革、毛皮、絹製品、和服などの変色のおそれのある物
となっています。
シルクの防水スプレーの注意書きによると、
用途:傘、衣類、靴、スキーウェア他(ドライクリーニングできる布地)
使えない物:本革、合皮、毛皮、絹、和服、一部のゴム他(変色のおそれのあるもの)
となっています。
どちらの商品も、本革や合皮や絹や和服には使用できないので注意してください。
ダイソーの防水スプレーの成分ですが、シリコン樹脂、ベンジン、LPGとなっています。
シルクの防水スプレーの成分ですが、石油系溶剤、フッ素樹脂となっています。
水を弾く成分としては、ダイソーの防水スプレーがシリコン樹脂で、シルクの防水スプレーがフッ素樹脂です。
どちらもガスがLPGなので、火気と高温に注意が必要です。
どちらも吸い込んでしまうと危険なので、必ず屋外で使用してください。
靴に試す前に、まずはペーパータオルで実験してみます。
ペーパータオルの片面にダイソーの防水スプレーを吹き付けます。
説明書きに従って、30㎝くらい離してスプレーします。
吹き付けが完了です。
間違えないように付箋で目印と付けようと思ったら、防水が効いているのか付箋がくっ付きません。
これは期待が持てます。
適当に両面をガムテープで止めておきました。
同じようにもう片面にシルクの防水スプレーを吹き付けます。
シルクの防水スプレーの使用方法によると、20㎝くらい離してスプレーしてくださいとのこと。
今度は付箋を防水スプレーの吹いていない、裏側の面から貼り付けました。
時間の都合上、ドライヤーで乾燥させました。
中心から左側がシルクの防水スプレーで、右側がダイソーの防水スプレーになっています。
両方共、乾いた状態の見た目はあまり変化がありません。
シルクの防水スプレー側に霧吹きで水を吹き付けてみます。
裏に浸透することなく、ちゃんと水を弾いています。
次にダイソーの防水スプレー側に水を吹き付けてみます。
水を弾いてはいますが、裏側に浸透してしまっています。
しばらく置いてみましたが、左側のシルクの防水スプレーを吹いた方は裏側に染み込んでいませんが、右側のダイソーの防水スプレーを吹いた方はかなり裏側に水が染み込んでいます。
水弾き具合はどちらとも同じように見えますが、フッ素樹脂のシルクの防水スプレーの方が水を浸透させにくいようです。
この実験ではシルクの防水スプレーの勝ち。
次に靴にスプレーしてみます。
布の靴がこれしかなかったので、この汚いスニーカーで実験です。
分かりやすいように、左足にはシルクの防水スプレーを吹くので付箋でシを貼り、右足にはダイソーのダの付箋を貼っておきます。
勿論、靴紐はダイソーの結ばない靴紐です。
両方共スプレーした直後は、毛羽立っている部分が白くなりました。
特に乾燥時間の記載はなかったので、そのまま一晩置いて乾燥させました。
乾燥すると白い色は無くなりました。
靴自体の変色も見られません。
まずはダイソーの防水スプレー側に水を吹き付けます。
思ったより普通に水を弾いてくれました。
次にシルクの防水スプレー側に水を吹き付けます。
やはり普通に水を弾きますが、ダイソーの防水スプレーは弾かれた水がその場に留まるのに対し、シルクの防水スプレーは弾かれた水が転がっていって一ヶ所に集まっていきます。
シルクの防水スプレーの方が撥水効果が高いように見えます。
左がダイソーの防水スプレーで、右がシルクの防水スプレーです。
どちらも水を弾いていますが、ダイソーの防水スプレーは弾かれた水滴が移動していません。
この実験でもシルクの防水スプレーの勝ちです。
水を払ってみましたが、ダイソーとシルク共に水が少し染み込んでいました。
こちらはダイソーの防水スプレー側で、
こちらがシルクの防水スプレー側です。
写真ではほぼ判断できませんが、水が少し染み込んでいます。
その状態でもう一度水を吹き付けてみます。
両方共、かなり撥水効果が薄れています。
水を弾いてはいますが、かなり染み込んでいます。
こちらがダイソーの防水スプレー側です。
あまり水を弾いていないです。
シルクの防水スプレー側ですが、同じく染み込んでいる量の方が多いように見えます。
最後の実験は両者引き分け。
ダイソーで売っているという、超強力と噂のドライバリア365を探しに行かないと。
まとめ
100均の防水スプレーでも水を弾くことは弾きます。
シルクとダイソーの防水スプレーで比べると、撥水性能と防水性能共にシルクの防水スプレーが良さそうです。
ダイソーはシリコン樹脂で、シルクはフッ素樹脂なので、やはりフッ素樹脂の方が水を弾くのでしょうか?
しかし、一度水が掛かった後にもう一度水が掛かると、どちらも同じくらい効果が薄れてしまうので気を付けてください。
ダイソーとシルクのどちらかを買うのであれば、当然シルクの防水スプレーをおすすめします。
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