100円以外の商品も扱うようになったキャンドゥですが、手書き感覚でメモができて、ボタン一つでそれを簡単に消すことができる8.5インチのLCDを搭載した電子メモパッドが、何と税込み550円で販売されていました!
550円ならチビッ子のお絵描き用にも良いかも。
普通に購入すると安い商品でも1000円くらいはする電子メモパッド(電子メモ帳とも呼ばれているようです。)ですが、8.5インチと丁度良い大きさで本体にペンも収納できるので、会社のデスクに置いておけば電話しながらちょこっとメモを取ったりするのに便利です。
まあ、うちの仕事机はガチャガチャなので置く場所無いんですけどね。
ダイソーにも同じような商品があるようですが、うちの近所のダイソーで販売されているのを今のところ見たことがありません。
購入場所、価格
8.5inch LCD タブレット型 電子メモパッド
8.5inch LCD Writing Tablet
購入日 2021年2月
販売店 Can☆Do
輸入事業者名 株式会社 磁気研究所 HIDISC
価格 550円(税込)
バーコード 4984279900017
HDMPAD85BK
MADE IN CHINA
パッケージ
パッケージ
パッケージ裏側
レビュー
値段の表示がダイソーなどと違い、既に税込価格で表記されています。
輸入事業者名も株式会社 磁気研究所と名前を聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが、SDカードやDVD-RやBD-Rなどの記録メディアにHIDISCと表記されている、ここのメーカーの商品が家に1つくらいはあるのではないでしょうか?
余談ですが、100均研究所とは一切関係ありません。
開封して本体を出してみます。
箱の中の本体は緩衝材に包まれていました。
緩衝材はテープなどで止めていないので、破らずにそのまま中身を取り出せます。
電子メモパッド本体の表面はペンホルダーと消去ボタンのみと、とてもシンプルな作りです。
裏側も消去ロックの切り替えスイッチがあるのみ。
消去ロックスイッチは左側にすると消去ボタンを押しても消去できなくなります。
この電子メモパッドは消去する時のみ電気を消費するような構造なので、単純に電源スイッチなのかもしれません。(分解して回路を見てはいないので憶測です。)
消去スイッチは思いのほかしっかりと押し込まないとカチッと押せないので、持った時などに誤って押してしまうことは無いでしょう。
ペンホルダーもペンがしっかりホールドされているので、鞄の中などでペンを落としてしまうなどのリスクが少ない反面、ちょっとペンを取り出しにくいかな。
電池は電子メモパッド側面に収納されていて、蓋は小さなネジで止められていました。
電池はCR2016のボタン電池は1個のようです。
購入時にはテスト用のCR2016ボタン電池が入れられていて、絶縁シートなどもないのでそのまま使用する事ができます。
絶縁シートなどが無いということは、待機電力もほぼ無いということでしょう。(当然、ボタン電池自体の自然放電は避けられません。)
しかし、ネジちっちゃ…
CR2016ボタン電池を交換する場合は、メガネ用などのかなり小さい精密ドライバーが必要です。
ネジの大きさは2㎜ちょいくらいなので無くさないようにしてください。
ネジがないとソケットが止められません。
ソケットを外せばCR2016電池が出て・・・
こねーーーっ!
ソケットだけ外れてボタン電池は本体の中に残っています…
結局、外したソケットでボタン電池をほじくり出しましたよ。
これが最初から入っているテスト用のCR2016ボタン電池です。
CR2016のCRはリチウムの一次電池(充電できないヤツ。)で、2016は直径が20㎜で厚みが1.6㎜の電池ということです。
2016年度の古い電池のことではありません。
パッケージに記載されている電子メモパッド本体サイズは縦227×横146×厚さ5(㎜) 重量110gとなっていて、実際に測定してみると写真では短く見えますが、長辺方向が約227㎜、
ピンぼけしましたが短辺方向が約146㎜、
厚みが約5㎜で寸法は記載通りですが、
重さはキッチンスケールで量ってみると、ペンと電池を含めて約100gと、記載されている110gより少々軽いようです。
LCDパネルの大きさですが、長辺方向が約173㎜で、
短辺方向が約122㎜で、対角の長さが約210㎜ちょっとになっていました。
液晶パネルの大きさは対角の長さで表します。
この電子メモパッドの液晶パネルの大きさは8.5インチですが、1インチ=2.54㎝として8.5インチ=21.59㎝なので、実際には8.26インチくらい?
画面自体は10インチのタブレットと7インチ(ワイドではない)のカーナビのちょうど中間くらいの大きさです。
付属のペンは楕円で薄いので、普通のペンの感覚で握るとちょっと握りずらいです。
写真を撮影する時のペンの向きを間違えて穴は見えていませんが、ペンの反対側は紐などが通せる穴が空いています。
電子メモパッドの本体にも1㎝くらいの楕円形の穴があるので、紐を通したりして壁などに掛けておくことができますし、付属の平べったいペンがピッタリ入るので、ペンを差せば何と!電子メモパッドスタンドとして使えます!!(後で気付きましたが。)
何か文字でも書いてみます。
付属のペンがスマホなどの静電容量方式のタッチパネルに反応しなくて素材も普通のABS製のようなので、電子メモパッドは抵抗皮膜式(感圧式とも呼ばれます。)のタッチパネルみたいな仕組みなのかな?
抵抗皮膜式(感圧式)のタッチパネルはDSやマルチタップのできない昔のタブレットなどと同じ方式です。
書いてみた感じでは、引っかかりなども一切なくとてもスムーズに文字が書けました。
仕組みはイマイチ分かりませんが、画面はLCD(Liquid Crystal Display)となっているので液晶ディスプレイですね。
画面はノングレアで光沢が無く、書いた文字も蛍光緑なので画面の引き締まった黒色とのコントラストもはっきりしていてるのでとても見やすくなっています。
消去する以外に電力を消費しない為にバックライトなどが無いので発光はしませんが、蛍光緑なので多少薄暗くても書いた文字を認識することはできます。
もちろん、真っ暗な中では流石に何も見えません。
液晶画面の解像度もそんなに低くはなさそう。
抵抗皮膜式(感圧式)のような仕組みっぽいので、もしも付属のペンを無くしてしまった場合は3DSなどのペンでも書くことができます。
書いた文字を消す時は消去ロックスイッチを右側のロック解除側にします。
購入して開封時はロック側になっていたので、もし電源スイッチも兼ねているなら使用後は消去ロック側に戻しておいたほうが良いのかな?
誤作動で電池を消耗することも防げるし。
消去ロックスイッチを解除したら消去ボタンを押してみます。
おおーーーっ!!
一瞬で書いた文字が消えた。
気持ち良いなこれ。
付属のペンでチビッ子に遊ばせると少し尖っていて画面を破壊される危険がある為、最近クレヨンでのお絵描きに凝っているようなのでダイソーのスマホ用のクレヨンタッチペンを購入してきたのですが、
これがまた先端が軟らかすぎて、この電子メモパッドには使用できませんでした。
もちろん、静電容量方式のタッチパネルのスマホには問題なく使用できます。
チビッ子はこのクレヨン型タッチペンで紙に絵を描こうとして描けなくて怒っていましたが。
消去する時以外に電力を消費しないので、描いたあとは電池を抜いても描いた絵はずっと消えません。
スマホやタブレットなどとは違い、メモ専用なのでいちいちアプリなどを起動させる手間が無く、思いついたらすぐに何でもメモできるので、何か図を見ていてふと断面二次半径の式って何だったっけなー?ってなった時とかに、鞄からスッと電子メモパッドを取り出してX軸に関する断面二次半径の式なんかを書いてみたりすることもできます。(絶対そんな時はねーな。)
この電子メモパッドの驚くべきところは、こんなに安価でもきちんと筆圧に応じて線の太さが変わるところです。
流石にWacomの電磁誘導方式ペンタブレットのような4096段階の筆圧レベルとまではいかないですが、力の入れ加減で線の太さが色々変わっていきます。
線の太さをあれこれ試す為に、総制作時間30分という膨大な時間を費やして完成させた、超大作の絵を描いてみました。
題名は「去年も結局カブトムシを自分たちで捕まえられなかったので、冬の間に遠出までして森に行き、カブトムシの幼虫を一回も飼ったことないくせに調子に乗って20匹くらい捕まえてきたのが最近温かくなってきてモソモソ動き出してきたので慌ててカブトムシの幼虫のエサを近所のダイソーに買いに行ったら、時期ではないのであまり売っていなくてどうしようかなと思いながら描いたカブトムシの成虫」です。
その後、また森遊びをした時に20匹ほどカブトムシの幼虫を発見したのですが、ママに「これ以上幼虫を持って帰ってきたらぶっ飛ばす。」と(きつめに)言われていたので、そっと元の場所に戻しておきました。
昆虫ゼリーは去年買ったのがまだまだ大量にあるのですが、下のチビが人間用ゼリーだと思ってちょうだいちょうだいと五月蠅いの隠してあります。
去年熱帯魚屋さんで購入した、今は亡きカブトムシの写真を参考に描きました。
カブトムシやクワガタは描く時に必ずツノやハサミから先に描かないと、ママにまたゴキ○リ描いてるのかいっ!とつっ込まれるので気を付けています。
かなり細い線まで描くことができるのようなので、思ったより細かなディティールや陰影なども表現できました。
がっ!
何とカブトムシの絵の写真撮影が終わった瞬間に下のチビが寄ってきて、的確に消去ボタンをポチっと押して去っていったとさ…
パパがあれだけ一生懸命描いたのを一瞬で消去とは…
ショックなので旅に出てきます…
ちなみに、こういう使い方もできるので参考にどうぞ…
値段が2桁くらい違いますが、高級な機種なら仕事で手帳としても使えます。
まとめ
近場のキャンドゥには2軒とも無く、たまたま仕事帰りに立ち寄った店舗で見つけたので、もしかすると取り扱っている店舗は少ないかもしれません。
メモリーカードに保存することやBluetoothなどの機能は無いですが、8.5インチのLCDで550円という値段を考えるとかなりお買い得感はあります。
画面も見やすく解像度もそんなに低くなくて、描き心地も滑らかで描きやすくて良いのですが、1つだけ不満があるとすると平べったいペンの持ちにくさかな。
おすすめ度
見つけたら即確保?
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