現在、消毒液が入手困難な状態になっています。しかし、厚生労働省のホームページには、
ドアの取っ手やノブ、ベッド柵など共有部分は、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう。
と掲載されているので、100均グッズで作ってしまいましょう。
今回は普通にダイソーで山積みされて売っていた、キッチンブリーチ塩素系を使います。
次亜塩素酸ナトリウムの含まれている塩素系漂白剤(濃度約5%)等であれば、わざわざ買いに行かなくても家庭にあればそれで良いと思います。
因みに、花王 kao のキッチンハイターは製造時の濃度が6%の濃度のようです。
花王のホームページによると、
※保管によりゆっくりと分解し濃度が低下しますので、一定の濃度に希釈する際には希釈方法をご確認ください。
との事。
更に、次亜塩素酸ナトリウムなので新型コロナウイルスだけでなく、ノロウイルス対策にも効果が期待できます。
やっとNITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)により新型コロナウイルス対策に次亜塩素酸水が有効と発表されましたが、今回作る消毒液はジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの次亜塩素酸水とは全く別のものです。
しかし、次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は、従来から新型コロナウイルスの対策として消毒として使うことが推奨されていますし、DAISOのキッチンブリーチにはNITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)が新型コロナウイルス対策に有効としている界面活性剤9種類の中のアルキルアミンオキシドが成分の中に含まれています。
購入場所、価格
キッチン ブリーチ 塩素系
Kitchen Bleach
購入日 2020年3月
販売店 DAISO
メーカー (株)大創産業
価格 100円+消費税10円=110円
バーコード 4984343517042
洗剤 83
Cleaner 83
MADE IN JAPAN
パッケージ
パッケージ

キッチンブリーチ パッケージ
作り方
使用する道具を揃えます。
左から霧吹き税別100円、キッチンブリーチ税別100円、空の500mlのペットボトルです。

キッチンブリーチ 用具
漂白剤は必ず塩素系であることを確認してください。
そして、塩素系なので絶対に酸性タイプの製品と混ぜないでください。混ぜると有害な塩素ガスが発生し大変危険です。

キッチンブリーチ 塩素系
成分に次亜塩素酸ナトリウム(Sodium Hypochlorite)が入っている製品を選んでください。

キッチンブリーチ 次亜塩素酸ナトリウム
厚生労働省のページによると、
※家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、濃度が0.05%(製品の濃度が6%の場合、水3Lに液を25ml)になるように調整してください。
となっていますが、作り置きは効果が薄れてしまう為、早めに使い切ったほうが良いらしいので3Lも必要ありません。
500mlをこまめに作る事にします。
漂白剤の濃度が6%の場合は3Lの水に液を25mlなので、500mlの水だと約4mlちょっとの液を入れれば良いと思うのですが、漂白剤の濃度がルーペで見てもラベルに記載されていませんでした。

キッチンブリーチ ラベル
塩素系漂白剤は5~6%の濃度の製品が多いらしいので、5%の場合で計算してみます。
計算式は、
必要な漂白剤の量=出来上がりの消毒の濃度÷漂白剤の濃度×出来上がりの消毒の量
になると思うので(たぶん)、数値を当てはめていきます。
漂白剤の量=出来上がりの消毒の濃度0.05%÷漂白剤の濃度5%×出来上がりの消毒の量500ml
つまり、濃度5%の漂白剤で濃度0.05%の消毒液500mlを作る時の漂白剤は5mlになります。
あれ?出来上がりが500mlだと、水の量は漂白剤5㎖を引いた495mlになるのかな?
間違っていたらごめんなさい。
それでは漂白剤の濃度が5%と仮定して作っていきます。
漂白剤を5mlキャップで計量しま…
キャップ1杯は約22ml…
うわぁ…半端だ…

キッチンブリーチ キャップ容量
とりあえず適当に1/4ちょいを目分量で入れます。
(ペットボトルのキャップ2杯が大さじ1杯=15mlらしいので、キャップ1杯が7.5mlということで、ペットボトルのキャップ2/3杯で計量したほうが簡単でした。)

キッチンブリーチ キャップ
その5ml(と思われる)の漂白剤をペットボトルに移します。

キッチンブリーチ 漂白剤をペットボトルに入れる
そこに水495ml(のつもり)を入れて、キャップをしっかり閉めてフリフリして混ぜれば、濃度0.05%の500ml(のつもり)の代用消毒液の完成。

キッチンブリーチ ペットボトルに水を入れる
100均の霧吹きに入れれば使いやすくなります。(現在は品薄です。)

キッチンブリーチ 霧吹きに入れる
濃度が低いとはいえ、誤飲や酸性タイプと混ぜたりすると危険なので、ステッカーを作って貼っておきます。
濡れても大丈夫なように、レーザープリンターでシールに印刷します。

キッチンブリーチ ステッカー
印刷できたらダイソーのペーパーカッターで切り分けます。

キッチンブリーチ ステッカー カット
完成したステッカーを霧吹きと、

キッチンブリーチ ステッカー 霧吹き
ペットボトルに貼り付ければ完璧です。
そして、必ず子供の手の届かない場所に保管してください。

キッチンブリーチ ステッカー ペットボトル
うちでは主にチビッ子テーブルにスプレーして使用しています。

キッチンブリーチ テーブル
除菌もできる燃料用アルコールという商品もあるようです。
※通常の燃料用アルコールは500mlで300円くらいの値段で販売されていますが、メタノール(メチルアルコール)が主成分なので消毒には使用できませんので注意してください。
まとめ
注意点としては、手や肌には直接使用しないでください。
そして、金属部分に使用する場合は腐食する可能性があるので、この代用消毒液で拭いた後に必ず水拭きしてください。
作り置きも効果が薄れるので、なるべく早く使い切ってください。
こまめに作っても、600mlのキッチンブリーチ1本で今回の500mlの代用消毒液が120回も作れるので。
おすすめ度
この騒動が早く終われば良いのですが。
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