最近ダイソーで懐中電灯やランタンやスタンドの3パターンで使用できるLED3WAYマルチスタンドライトが300円で販売されたのですが、ワークライトとしてやキャンプに持っていっても良さそうです。
単三乾電池駆動なので、災害時用に1個常備しておいても良いかもしれません。
購入場所、価格
3WAYマルチスタンドライト
3WAY MULTI STAND LIGHT
購入日 2021年1月
販売店 DAISO
メーカー 株式会社 グリーンオーナメント
GREENORNAMENT Co.,LTD.
価格 300円+消費税30円=330円
バーコード 4972822710305
NO.71030
MADE IN CHINA
パッケージ
パッケージ
パッケージ裏側
レビュー
メーカーは最近LEDライトでよく見かける、株式会社グリーンオーナメントです。
今回の3WAYマルチスタンドライトもそうですが、毎回カラーは2色くらいあります。
GUNMETALと、
SILVERが今回のカラーでした。
側面の穴から中身が確認できるので、欲しいカラーを選んで購入することができます。
今回はガンメタをチョイスしました。
理由はこの色しかその時は無かっただけのことです。
まあ、よくある事なので気にしません。
3種類の使い方ができ、懐中電灯のように手に持って使えたり、置いてランタンのようにしたり、SMDのLED部分を引き出してスタンドライトとして使用する事ができます。
光源も懐中電灯用に1個のパワーLEDと、ランタンやスタンドライト用のSMDのLEDの2つの光源があります。
電源は別売りの単三乾電池が3本必要です。
パッケージには珍しく光束の値や電圧と電流が記載されているので、明るさの大まかな目安になると思います。
光束は1LED 80ルーメンでSMDは50ルーメンなので、ランタンに使うとするとロウソク5本くらいの明るさかな?
電圧は単三乾電池3本駆動なのでLEDとSMD共に4.5Vで、電流はLEDが340mAでSMDが440mAとなっています。
連続点灯時間はSMDで約10時間、LEDで約15時間となっているので、キャンプで補助ランタンとしてSMDを使用しても2泊くらいは使えそう。
SMDは50ルーメンなので、これ1個でメインの照明とするのは難しいと思います。
非防水のようなので、外で使用する場合は雨などの水濡れに要注意です。
3WAYマルチスタンドライトの本体を箱から出してみます。
あれ?
箱から出すとシルバーっぽいぞ?
でも、見る角度によってはガンメタっぽいな…
たぶんガンメタということにしておきます。
本体の大きさとしては、一昔前のコードレス電話の子機の厚みを少し厚くしたくらいの大きさです。(わかりにくい例えですいません。)
こちらが懐中電灯として使う時のパワーLEDです。
電流が340mAなので1WのパワーLEDかな?
だとすると、電子部品屋さんで放熱基盤なしのLED単品で購入しても、これだけで100円以上はします。
SMDのほうを見てみます。
LEDのチップの数はどこにも記載されていないのですが、点灯していない状態だと幾つのLEDのチップが入っているのか全く見えません。(光っているのは写真撮影用のLED照明が反射して写り込んだものです。)
このSMDの部分は裏側から引っ張り出すと、
パカっと出てきます。
その状態で立てて使用すればスタンドライトとして使えます。
大きさは実測で長さが約195㎜、
幅が約54㎜、
厚みが約34㎜、
懐中電灯の部分が約62㎜くらいでした。
重さは乾電池を入れていない状態で約105gでした。
実際に電池を入れて使用してみます。
電池ボックスの蓋にネジなどはありません。
普通にパカっと開けると電池を入れられます。
AA1.5Vは日本では1.5Vの単三乾電池のことです。
電池はいつもストックしてあるダイソーの5本入り100円のアルカリ単三乾電池を使用します。
関係ないですが、時計やテレビのリモコンにはマンガン電池が良いそうです。
アルカリ乾電池よりもパワーも無く持ちも悪いですが、長期間使用しても液漏れしにくく、少ない電流で休ませながら使用すると電圧が回復するという特徴があるので、大電流を必要としなくて長期間使用する時計やリモコンにはマンガン電池が向いています。
今回は440mAとそこそこの電流を連続して使うのでアルカリ乾電池を使用しておきます。
アルカリ乾電池3本をセット。
スライドスイッチは真ん中がOFFです。
スライドスイッチをSMD側にスライドさせると、
SMDのLEDが点灯します。
写真ではあまり明るく見えませんが、50lmでも思ったよりより明るいです。
逆にスライドスイッチをパワーLED側にスライドさせると、
パワーLEDが点灯して懐中電灯として使えます。
80lmですがリフレクターにも反射しまくって、直視すると眩しいです。
SMD部分の可動域は180°くらいあります。
懐中電灯としても90°くらいの角度で照らせるので、なかなか使いやすそうです。
パワーLEDの半減角が何度か知りませんが、あまり広角ではないのかリフレクターが効いていても中心部分の直接LEDの光が当たっている明るい部分がかなり小さいです。
1mくらい離れたところから照らして、明るい中心部分は20㎝ちょっとくらいでした。
光全体としては、同じく1mくらい離れたところから照らして2mくらいの円です。
個人的にはSMDの角度も自在に変えられるので、細かな作業をする時に手元を照らしたりするのに丁度良い感じです。
キャンプ等でもちょこっと調理などする時にサブ照明として使えそうです。
他に気になったところは、カメラの露出を下げて撮影してもSMDのLEDのチップの数が判断できないところでしょうか。
普通はカメラの露出を下げて撮影すると、LEDのチップの部分が明るくなってLEDのチップの数が分かります。
しかし、今回はそれでも判別できません。
よほど綺麗にLEDの光が拡散されているようです。
気になって気になって仕事も手に付かないので(いや、仕事は先にやれよ!)、こうなったら分解します。
※分解や改造することによってメーカーの保証などが無くなり、故障や火災の原因にもなりかねないので、真似をする場合は自己責任でお願いします。
光を拡散させるカバーは4ヶ所の爪で引っ掛かっているだけなので簡単に外れます。
しかし、それだけでは取り外すことはできません。
なので、ヒンジの部分の2本のネジを外します。
すると、ヒンジを押さえる部品が外れて、
光を拡散させるカバーが外れます。
LEDのチップは9個でした。
そのままの状態でSMDのLEDのチップを点灯させてみます。
うん、眩しい。
この際なので、本体も分解します。
残るは電池ボックス横のネジ2本なので、それを外します。
そして、パワーLEDのレンズの部分を反時計回りに回せば、
レンズとLEDが付いたリフレクターが外れます。
そうすると本体がパカっと2分割に分かれて中身を見ることができます。
中身は超シンプル。
スライドスイッチと抵抗と配線のみです。
抵抗は橙橙金金の4本帯のようなので3.3Ωです。
単三乾電池3本4.5Vの電圧で電流が340mAなので、3.3Ωの抵抗だとパワーLEDの順方向電流(VF)は計算では3.4Vということになります。
簡単に言うと、3.4Vくらいの電圧がないとLEDに電流が流れなくて、まともにLEDが光らんよってことです。
単三乾電池3本駆動なので、1本あたりでいくと約1.13Vくらいです。
VFは実際には3.4Vの前後0.2V~0.3Vくらいは余裕があると思うので、3Vちょっとくらいまでは何とか点灯するかもしれません。
LEDの場合は低い電圧の場合は点灯しないだけですみますが、高い電圧を掛けてしまって規定以上の電流が流れてしまった場合は最悪一発で焼けてしまうので気を付けてください。
何個のLEDを焼いてしまったことか。
あと、静電気にも弱いです。
パパは電気の専門家ではないので、間違えていたらすいません。
こうなったらパワーLEDも外して見てみましょう。
放熱基盤が2本のネジで止めてあるので、そのネジを外します。
製造時に強くネジを締めすぎたようで、リフレクターが割れていますが見なかった事にしておきます。
普通に電子部品屋さんで買ったら、この放熱基盤付LEDだけで150円はします。
抵抗なんぞは1本欲しくても100本入りしか売っていませんし。
超ー眩しい・・・
絶対に直視しないでください。
そのまましばらく点灯させてみましたが、放熱基盤がほんのり温かくなる程度くらいだったので放熱はこの放熱基盤で間に合っているようです。
逆に抵抗が触れないくらいではありませんが、そこそこ熱くなっていました。
まとめ
最近、細かな作業をする時にかなり明るくしないと見えなくなってきたお年頃なので、スタンドライトとして活躍していただきたいと思います。
懐中電灯としての明るさも実用レベルですし、キャンプなどでのサブランタンとしても使えそうです。
SMDで約10時間使えるので、仕事でも手元だけ照らすワークライトとしても良さそうです。
あえて短所を言わせてもらうと、
・手に持って懐中電灯として使うと、ごつくて持ちにくい。
・吊り下げられるようにフックやフックを引っ掛けられる穴等があれば良かった。
・奥の乾電池が取り出しにくい。
の3点かな。
それでも停電時などに備えて1個持っておいても損はないと思いますよ。
おすすめ度
ちょっとデカいか?
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