ダイソーのアイロン転写ラバーシートとセリアのギフトバッグS(3枚入り)でオリジナルの巾着袋を作ります。大量生産には向きませんが、シルクスクリーンのように版がいらないので、一点物の制作にはもってこいです。
しかも、ラバーシートなのでインクのように生地に染み込まず、くっきりとした仕上がりになります。
アイロン転写ラバーシート
購入場所、価格、パッケージ
アイロン転写ラバーシート(カラー)
Thermal tranfer rubber sheet(Color)
購入日 2019年10月
販売店 DAISO
メーカー (株)大創産業
価格 100円+消費税10円=110円
バーコード 4997642132380
手芸-転写シート No.19
Handicraft-transfer sheet No.19
パッケージ

アイロン転写ラバーシート パッケージ
パッケージ裏側

アイロン転写ラバーシート パッケージ裏側
中身
中身 表側
光沢のある赤色の方が表側です。

アイロン転写ラバーシート 中身 表側
中身 裏側
こちらの白色の方が布に接着される面なので、汚したりしてしまうと接着できなくなる可能性があります。

アイロン転写ラバーシート 中身 裏側
材質:熱可塑性ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン系樹脂
MATERIALS:Thermoplastic polyurethane, PET, Polyolefin resin
ギフトバッグS 3枚入り
購入場所、価格、パッケージ
Pギフトバッグ01 S 3P コットン
GIFT BAG S
購入日 2019年12月
販売店 Seria
メーカー 株式会社 ドゥ・ベスト
価格 100円+消費税10円=110円
バーコード 4980299037788
パッケージ
パッケージ

ギフトバッグS パッケージ
中身
中身は3枚入っています。

ギフトバッグS
〔材質〕 本体・紐:コットン
SIZE:約縦115×横85(内寸)
※食品は梱包したものを入れてください。
制作
あまり複雑ではないものであれば、ハサミやカッターで切り抜いてしまっても良いですが、切り抜いてしまうとアイロンで接着する時に並べなおすのが大変です。
そこで、裏側からデザインナイフやプロッターなどでラバー部分だけカットし、フィルムシートをそのまま残しておけばレイアウトを崩さずに接着できます。
しかし、裏側からカットするので反転させる必要があります。
材質を見たらポリウレタンやポリオレフィン系で塩ビではなかったので、サクッとレーザーカットします。
レーザー加工機は一家に一台はある、40WのCO2レーザー加工機です。
AliExpressなら送料込みで5万円台くらいから40WのCO2レーザーカッターを購入できます。英語でやり取りするようになるので若干敷居が高いですが、(英語の全くできないパパでも翻訳で大丈夫でした。)支払いも商品が到着したのを確認してからの支払いなので安心です。AliExpress.com Product – Free duty for EU laser cutter CO2 Laser Engraving Cutting Machine USB PORT 220V/110V 40W
まずはフリーソフトのInkscapeで新規ドキュメントを開き、

Inkscapeで新規ドキュメントを開く
以前使用したロゴを貼り付けます。

ロゴデータ
全体の幅を75㎜にしたので、どう見てもURLの部分が細すぎてうまくカットできる気がしません。レーザーカットすると0.2㎜ほどの幅でカットした部分が焼き切れてしますので、tの横線などは無くなってしまいそうです。
そこで、四角で囲ってしまってURLの文字を逆に抜いてしまうことにしました。

ロゴデータ2
カットするラインを赤色の0.1㎜にして、

ロゴデータ3
ページサイズを描写全体または選択オブジェクトに合わせるにし、レーザー加工機の形式に保存してデータは完成です。

ロゴデータ3
レーザーカットの写真は無いですが、加工時にミラーのチェックを入れて裏側から反転カットをしました。

レーザーカット カット側
表側はフィルムを残したハーフカットになっています。

ハーフカット
ここからが地道な作業になるのですが、いらない部分をデザインナイフとピンセットを使って取り除いていきます。俗にいうカス取り作業です。
デザインナイフも100均で売っています。ダイソーで税別100円です。

デザインナイフ
大まかな部分は楽勝ですが、

カス取り 大まかな部分
細かい部分は予想通り髪の毛くらいの細さです。
文字を抜いて正解でした。

カス取り 細かい部分
カス取りが完了しました。
小さいのでマスキングテープで固定して作業するとやりやすいです。

カス取り完了
取り除いた残骸です。

取り除いた残骸
表側から見ると、こうなっています。

カス取り完了 表側
出来上がったラバーシートをギフトバッグの貼り付けたい場所に置き、

ラバーシートをギフトバッグに置く
この年代物のアイロンを中の温度にセットして、

アイロン
10~15秒押し付けると書いてあるのですが、この手のプレス作業は何故かよく失敗してしまいます。
そこで、カエルのキッチンタイマーできっちり15秒セットします。

キッチンタイマー カエル
体重をかけて15秒間プレスし、冷める前にシートを剥がせば完成です。

プレス完了
珍しくプレス作業に成功しました。
インクではないので、繊維に染み込まずにくっきり出来ています。
ちなみに、URLの文字の高さは約6.5㎜ほどです。

プレス完了 アップ
物を入れてみました。

巾着袋 完成
大きい物を作りたい場合は、白や黒のみですが38㎝×30㎝の大きさのシートが5枚も入ってお買い得の商品もAmazonに売っています。(A4サイズだと思って購入したら、デカくてびっくりしました。)
まとめ
プレスのポイントは、体重をかけてやることです。
耐久性はまだ不明ですが、綿の生地でもくっきりをプリントできました。
おすすめ度
塩ビではないので、レーザー加工機でもハーフカットできます。
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